サムの備忘録

趣味ネタ、時々社会的なテーマ。IT関連のテーマはもう1つのブログに投稿してます。

アルバニーアダー

絶滅したものと思われていた「アルバニーアダー」が、

10年ぶりに南アフリカで発見されたという記事。

natgeo.nikkeibp.co.jp

1937年以降でわずか12個体しか記録されていないらしいので、

ほとんど絶滅に近い状態にあるものと思われる。

また、生態や毒の強さなどについては謎に包まれているようだ。

 

保護団体は既に生息地の買収に動いているようだ。

ダークマターの可視化

ウォータールー大学がダークマターの可視化に成功したようだ。

wired.jp

今回は、弱い重力レンズの影響を調べることによって、

コールドダークマターを可視化できるようにしたようだ。

 

下の画像のように、銀河の姿を図式化できるとのこと。

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ダークマターがフィラメントを形成して

クモの巣のように銀河が広がっているという説を、

裏付ける結果になっているのではないだろうか。

ワーキングメモリーの向上

加齢とともに低下するワーキングメモリーだが、

電気的な刺激を与えることで改善するのだという。

 

wired.jp

各脳領域の脳波は異なる周波数をもっているが、

この脳波が異なる脳領域間で同期した場合に、

記憶能力等のパフォーマンスは向上すると言われている。

 

今回の研究では、外部からの電気刺激によって

脳波を人為的に操作し、同期を行っているようだ。

 

結果としては、中前頭回と下頭頂小葉をシータ波の電流で

同時に刺激するとワーキングメモリーは向上していたとのことだ。

 

この研究を応用すれば、脳卒中や癲癇の治療につながる可能性がある。

バナナラッシュの代償

中国資本によってラオスでのバナナ生産が活発になっている。

このブームによって現地の方々は経済的に潤っているようだが、

同時にもたらされた弊害について下記の記事で紹介されていた。

 

jp.reuters.com

記事内で扱われていた問題は主に農薬による環境汚染である。

具体的に言うと、パラコートなどの除草剤や防黴剤による

生活用水の汚染と健康被害が挙がっていた。

 

教育水準の低さによって農薬の使用方法が十分に

理解されていないという現状についても触れられており、

これが被害を拡大する要因となっているようにも感じる。

 

農薬による健康リスクに晒されながらも

バナナの生産に依存せざるを得ないほど、

ラオスが貧しい状況に置かれているというのは、

非常に悲しいことだ。

 

また、これを「途上国が歩かねばならぬ道」とする

中国人資本家の安易な発言に対して、憤りを感じる。

 

この記事では大きくは取り上げられていなかったことだが、

ブームが去った後に起こる問題も気がかりだ。

 

かつて日本ではナタデココがブームとなった時代があり、

フィリピンでナタデココの生産ブームが起こったが、

ブームが去った途端に多くの農家は破綻に陥っている。

 

似たような事態にラオスが陥る可能性も考えられるのではないか。

既にバナナの価格は低下しており、他国への移転などの動きも

あるようなので、近いうちに破綻することもあり得る。

 

「発展にともなう痛み」だの「現地人は無計画」だの

上から目線で語るのではなく、投資者は誠実な態度で

途上国と向き合うべきではないのかと思う。

テキーラの効果

テキーラを飲むことで骨の形成が促進される可能性があるようだ。

gigazine.net

CINVESTAVの研究結果によれば、

テキーラの原料に含まれるフルクタンを摂取したマウスは、

オステオカルシンの分泌量が増え、骨が太くなっていたとのこと。

 

これは腸内のバクテリアとフルクタンの相互作用によるものらしく、

腸内細菌叢が十分にある状態でフルクタンを摂取すれば、

骨粗鬆症の治療に役に立つようだ。

世界初の濃縮日本酒

ゼオライト膜を用いてアルコール度数を30度まで高めた

「凝縮H」という日本酒が3月から販売されている。

business.nikkeibp.co.jp

水とアルコール分子の大きさの差を利用して、

ゼオライト膜で水分だけを取り除く製法で、

この酒は製造されている。

 

記事にあった図が分かりやすかったので、載せておく。

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加熱せずにアルコール度数を高めることによって、

うまみ成分や香り成分まで濃縮されているようだ。