サムの備忘録

趣味ネタ、時々社会的なテーマ。IT関連のテーマはもう1つのブログに投稿してます。

古代ローマ人による商業捕鯨

セミクジラとコククジラの骨が、ジブラルタル海峡近くにある古代ローマの魚の塩漬け場の跡から見つかった。このことは、古代ローマ人商業捕鯨をしていた可能性を示唆している。

www.afpbb.comこの発見は、大規模な捕鯨は11世紀ごろにイベリア半島近辺のバスク人が始めたとする定説に一石を投じるものである。古代ローマ捕鯨産業が存在したと仮定すると、バスク人捕鯨を始める前から大西洋のコククジラの生息数が大幅に減少していたことに説明がつくという。

 

プーさん原作本の地図原画

くまのプーさん」の原作本に描かれていた地図の原画が、サザビーズのオークションに出品された。落札額は43万ポンド(約6300万円)で、本の挿絵としては史上最高額だ。

www.cnn.co.jp「100エーカーの森」は、1926年にE・H・シェパードによって描かれた地図であり、裏表紙に描かれている。設定上では、主要キャラクターのクリストファー・ロビンが描いたことになっているため、下部には「ぼくが描いてシェパードさんに手伝ってもらった」と記載されている。エーカーを「aker」、ピクニックを「piknicks」と綴るなどのスペルミスもある。また、東西南北の文字の代わりに、コンパスには「POOH」の4文字があしらってある。

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オークションには、ほかにもシェパードが描いた挿絵が数点出品されており、価格は6万~12万ポンド(約800万~1770万円)と推定されている。

賃上げ率が20年ぶりの高水準

経団連がまとめた2018年の春季労使交渉の最終集計結果によると、大手企業の定期昇給とベアを合わせた賃上げ率は2.53%で、1998年以来20年ぶりの高水準となった。

www.nikkei.comこれは金額にすると月8539円の増であり、夏と冬の賞与も合わせた年収では3%超の賃上げが実現すると予想される。なお、賃上げ率は5年連続で2%を上回っている。業種別の賃上げ率については、ホテル業が3.30%、建設が3.21%、自動車が2.69%だった。

過去に囚われないメカニズム

洞察瞑想時に腹側線条体脳梁膨大後部皮質の結合性が低下することを、京都大学は発見した。

news.mynavi.jpマインドフルネス実践法は、意図的に注意を集中する「集中瞑想」と、ありのままに気づく「洞察瞑想」から構成されている。これらは、マインドワンダリングの低下に貢献すると考えられているが、(特に後者については)心理メカニズムや神経基盤がまだ明らかになっていない点が多くある。

今回の研究では、集中瞑想との比較を通じて、洞察瞑想の神経基盤と心理メカニズムの解明を試みた。その結果、洞察瞑想時には、腹側線条体脳梁膨大後部皮質の結合性が低下することが発見された。 このことは、洞察迷走を行う際に、過去の記憶に囚われる程度が低下していることを示唆する。

北米大陸最古のイヌの痕跡

北米最古のイヌのDNAと、現代のイヌ5000匹以上のDNAを比較する調査が実施された。

natgeo.nikkeibp.co.jp約1万年前にコスターに埋葬されていたイヌは、わかっている限りでは、世界ではじめて個別に埋葬されたものである。食肉処理された跡がなく、敬意をもって埋葬されていたことから、イヌが先住民社会で非常に特別な役割を果たしていたことがわかる。

 

なお、現代のイヌは、すべてタイリクオオカミから生まれたが、「いつ」「どこで」「何回にわたって」家畜化されたのかは、まだ議論が続いている。そこで、北米のイヌの歴史を調べるため、コスター犬の遺骸と現代のイヌ両方についてDNA分析が行われたのである。研究においては、遺骨に含まれる71のミトコンドリアゲノムと7つの核ゲノムが解析され、それを5000匹以上の現代のイヌの遺伝的性質と比較した。

 

その結果、太古のイヌたちは、シベリアの共通祖先に由来し、世界中のどの犬とも異なる遺伝的特徴をもつことが示唆された。その遺伝的特徴は現代のイヌにはほとんど残っていないため、16世紀に入植者とともにやってきたヨーロッパのイヌたちに完全にとって代わられたこともわかった。

 

遺伝的痕跡が消えてしまった原因としては、ヨーロッパのイヌがもたらした病気に対して古代犬が免疫を持たなかったり、ヨーロッパ人の入植者が先住民と一緒に古代犬も殺害したりしたためだと考えられる。

 

なお、例外として、可移植性性器腫瘍(CTVT)は古代犬から引き継がれた。伝染性の腫瘍細胞は、交尾を通じてイヌからイヌにうつされるたびに元のDNAのコピーが渡されるため、病気を発症した感染源のイヌの断片が残っているのだ。

麺類の輸出が過去最高更新

2015年以降、麺類の輸出は数量・金額ともに過去最高を更新している。

www.jiji.com2017年の麺類の輸出額は合計42億円。輸出先については、米国が首位であり、香港と中国が続く。なお、米国と香港だけで数量全体のほぼ半数を占める。

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米国では和食がブームとなっており、日本の麺類は普段の食生活に定着しつつある。また、中国では、そうめんなどが高級贈答品として富裕層を中心に人気となっている。

 

麺類の輸出が好調である1つの要因には、ユネスコが2013年に和食を無形文化遺産に登録したことがある。実際、2017年の輸出額は2013年比で45%増と急成長している。

イヌの食肉処理に違法判決

韓国の裁判所が、犬の食肉処理に対して違法と判決した。ただし、犬を食べること自体が禁止されたわけではない。

natgeo.nikkeibp.co.jp韓国では、年間200万匹の犬が食用に処理され、10万トンの犬肉が消費されている。 今回の判決は、「適切な理由なしに動物を殺している」として、2017年に保護団体CAREが韓国富川市の養犬業者を訴えた裁判で示された。裁判所の判断は、食肉加工は犬を殺す合法的な理由とは言えず、建物および衛生管理規制にも違反しているというものであった。このような判決が韓国で出るのは初めてだ。

 

この判決に対して、養犬場や犬肉処理場の経営者たちは抗議しており、政府に対して犬肉処理場への免許発行を求めている。なお、 犬を食べたがらない若者は増えているものの、「犬食文化を全面的に禁止すべきだ」と考えている韓国人は半分以下しかいない。