サムの備忘録

趣味ネタ、時々社会的なテーマ。IT関連のテーマはもう1つのブログに投稿してます。

Science

ギ酸系燃料電池の開発成功

スイス連邦工科大学ローザンヌ校とGRT Groupは、ギ酸を利用した燃料電池の開発に成功した。 news.mynavi.jp水素を燃料電池に利用した場合、体積あたりのエネルギー容量が非常に低く、気体の状態での貯蔵および輸送が難しいという問題が存在する。しかし、ギ…

都市の空気を浄化するタイヤ

グッドイヤーが、光合成によって都市の空気をきれいにするタイヤを発表した。このタイヤの製品名は「Oxygene」で、サイドウォールにコケが生えている。 wired.jpこのタイヤは、アスファルトから吸い上げた水をサイドウォール内部で循環させ、コケに給水を行…

6価クロムを使わないメッキ

日立製作所は、環境への影響が懸念されている6価クロムを使用しない、多層硬質ニッケルめっき技術を開発したと発表した。この技術はクロムめっきの4倍の耐食性と同等の耐摩耗性を両立している。 news.mynavi.jpクロムめっき液の主成分である6価クロムは、人…

マッスルメモリーの存在確認

筋肉の遺伝子には「運動の記憶」が蓄積されていることが研究によって明らかになった。このメカニズムは「マッスルメモリー」と呼ばれる。 wired.jpDNAには「エピジェネティクス」と呼ばれる仕組みが存在し、環境適応のために遺伝子の発現を管理している。な…

消費ベースでの炭素排出量

世界の大都市の炭素排出量は、消費ベースで算出すると、これまでの推計よりも60%も多くなることが明らかになった。これは、IPCCの「都市と気候変動に関する科学会議」において発表されたものだ。 natgeo.nikkeibp.co.jpこれまで世界全体の炭素排出量の70%…

科学実験と合成ダイヤモンド

エレメントシックス(Element Six)が製造している「量子グレード」(quantum grade)の合成ダイヤモンドは、さまざまな分野の研究で幅広く利用されている。 wired.jp量子コンピュータでは、「スピン」や「偏光」などの量子力学的特性を利用して情報を符号化…

光の隠れた対称性の発見

東北大学は、光に隠れた対称性があり、同じ透過確率を与えることを確認したとのこと。これは、従来の光学の多重反射の概念では説明できない結果だ。 news.mynavi.jp今回の研究においては、AとBの2種類の誘電体多層膜の電磁波の透過確率を計算した。多層膜がN…

温暖化の風力発電への影響

北極と赤道の温度差の縮小により北半球の風力が弱まってしまう可能性が、最新の研究で示された。このことは、風力発電の存在意義が薄れてしまうことを示唆している。 wired.jp北極と赤道の温度差は本来、大気のエネルギーを風や嵐などへと変える原動力となっ…

意識のアップロードは可能か

Netflixのオリジナル・ドラマ「オルタード・カーボン」に登場する意識アップロード技術「マインドスカルプト」は実現可能か、という問題に専門家が回答している。 www.gizmodo.jp Susan Schneider(コネチカット大学、哲学/認知科学プログラム) 思考・性格…

サメの楯鱗を空気力学に応用

サメの皮膚は楯鱗と呼ばれるウロコに覆われている。今回、楯鱗のもつ水の抵抗を減らす効果について、ハーバード大学の進化生物学者と工学者のチームが詳細な研究を行った。 natgeo.nikkeibp.co.jp実験では、アオザメのウロコについてマイクロCTスキャンを行…

物理法則に潜む速度限界

量子速度限界の根本的起源が、量子力学における不確定性原理にはなく、古典力学における運動方程式に広く成立するものであることを、東北大学は明らかにした。 news.mynavi.jpミクロなスケールでの運動には量子力学が適用されるが、量子力学的な物理現象には…

人工知能で調合された金属

従来、ものづくりにおける素材選びは科学者の勘に頼ってきた。その作業には何年も時間がかかっていたが、人工知能と機械学習を応用することにより、ほんの数日で終えられるようになるという。 wired.jpエアバスは、史上初めて、ブラケットに用いられる金属部…

月の北極域に縦孔を発見

米国のSETI研究所と火星研究所は、NASAの月探査機「ルナ・リコネサンス・オービター」(LRO)の観測データから、月の北極域に縦孔を初めて発見。さらに、地下に空洞が広がっている可能性もあると発表した。 news.mynavi.jp月の北極域には、水が存在する可能性…

ファインマンのクイズと動物

数学パズル「ファインマンのクイズ」を、直感的に解くことのできる動物が存在するようだ。なお、どのようにして問題を解いているのかまでは解明されていない。 gigazine.netここで扱う問題は「要救助者に一刻も早くたどり着くために、ライフガードが採るべき…

Dragonの2度目の帰還成功

SpaceXのDragonが、約1か月間ドッキングしていた国際宇宙ステーションから帰還した。今回の帰還により、Dragonは2度目の往復飛行に成功したことになる。 jp.techcrunch.comこのDragonは12月15日に打ち上げられ、科学実験器具などの補給物資2.2トンをISSに運…

麻酔は植物にも有効と判明

麻酔が植物にも有効であることが明らかになった。麻酔薬の研究で、動物の代わりに植物を検体に用いることによって、動物実験を減らせる可能性がある。 gigazine.net今回、ドイツ・ボン大学の研究チームが、動物と同じく植物も麻酔に反応することを実験で明ら…

最大の素数が2年ぶりに更新

GIMPSが、既知の素数で最大となる「50番目のメルセンヌ素数」を見つけた。新たな素数は「2 77,232,917-1」で、「M77232917」と呼ばれている。なお、メルセンヌ素数とは、「2のべき乗より1小さい自然数」であるメルセンヌ数の中で、素数のものを指す。 gigazi…

73種の放射性同位元素が発見

理研は、重イオン加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)」を用いて、 マンガンからエルビウム(原子番号25〜68)までにおいて、73種の新しい 放射性同位元素(RI)を発見したと発表。 news.mynavi.jp重元素は、中性子星合体のような高温高密度の環境下で、原子…

8個の惑星をもつ恒星が発見

GoogleのAIにより、これまで見落とされていた惑星が2つ発見された。 natgeo.nikkeibp.co.jp新たに発見された惑星「ケプラー90i」は、ケプラー宇宙望遠鏡が収集 した大量のデータの中に隠れていた。この惑星は、「ケプラー90」と いう主星の周りを、ほかの7つ…

国防総省によるUFO極秘研究

米国防総省が極秘のUFO研究プロジェクトを立ち上げ、兵士らが 遭遇した未確認現象について調査していたことが明らかになった。 www.cnn.co.jp UFO研究プロジェクトは、ハリー・リード元上院議員の要請で 2007年に始動されたものであり、これまでは機密扱いだ…

恐竜に寄生した吸血ダニ発見

羽毛恐竜から血を吸ったダニが内部に残された、9900万年ほど前の 琥珀がミャンマーで見つかった。今回の発見は、動物がノミやシラミ のような生物に太古の昔から寄生されてきたことを示す、最も古い 直接的証拠となる。 www.asahi.com発見されたダニには新種…

東京23区内で初の公道テスト

ソフトバンクグループのSBドライブ株式会社が、自動運転シャトルバス 「NAVYA ARMA」のテスト走行を東京23区内の公道で行うようだ。 www.gizmodo.jpNAVYA ARMAは、座席数11で乗車定員15名のミニ・シャトルだ。 動力は15kwのモーターが1基で最高速度は時速45k…

ペロブスカイト太陽電池

東大生産技術研究所の立間徹教授とキム・ギュミン大学院生により、 半透明ながらも約10%のエネルギー変換効率を示す、ペロブスカイト 太陽電池が開発された。窓ガラスなどへの応用が期待される。 news.mynavi.jp従来の半透明ペロブスカイト太陽電池は、不透…

低価格で超強力な人工筋肉

MITのコンピュータ化学・人工知能研究所は、ハーバード大学の ワイス研究所と協力し、超強力で低価格な人工筋肉を開発した。 この技術を用いると、自身の1000倍の重量を持ち上げられる ソフトロボットを作ることも可能だ。 jp.techcrunch.comこのソフトロボ…

時速1,600kmの超音速車

時速1,600km以上で走るクルマの開発を目標とした試みが 続けられている。現時点では、時速338kmに達している。 wired.jpこの挑戦で用いられているブラッドハウンドSSCは、時速1,222kmを 上回るように設計されている。この速度は、現在の自動車の速度記録 と…

外部刺激により変色する分子

東大は、機械的刺激により吸収色が大きく変わる物質の合成に成功した と発表した。デバイスのタッチパネルなどへの応用が期待される。 news.mynavi.jp機械的刺激により発光色を変える物質はこれまでにも多く存在したが、 吸収色(見た目の色)を変える物質は今…

地球型惑星Ross 128 bの発見

太陽系から11光年離れた場所で、Ross 128 bは発見された。 この惑星は、表面温度が-60~20℃の範囲とされ、水が液体で 存在する可能性が高い。また、 生命が存在する可能性もある。 japanese.engadget.com約4.3光年離れた位置にあるプロキシマbは、地球に近い…

絶滅を左右する隕石落下地点

恐竜の大量絶滅は、小惑星の衝突で撒き散らされた煤などによって、 寒冷化が進んだことが原因だと考えられている。また、小惑星が 落下したユカタン半島は、最悪の事態を引き起こす落下地点であった とも考えられている。 natgeo.nikkeibp.co.jp 東北大の研…

スーパーキャパシターの採用

ランボルギーニとMITは、バッテリー不要の電気スーパーカー 「テルツォ・ミッレニオ」のコンセプト車を披露した。 www.cnn.co.jp テルツォ・ミッレニオは、カーボンナノチューブ製の車体をスーパー キャパシターとして利用している。カーボン製のスーパーキ…

二酸化炭素を石に変える

二酸化炭素の分離技術を手がけるクライムワークスと、二酸化炭素を 鉱物化する設備を持つレイキャヴィク・エナジーが、共同で二酸化炭素 回収プログラム「CarbFix」を開始した。このプログラムでは、大量の 二酸化炭素を地下に送り込み、「石」に変えること…