3月31日に東アジア鰻学会なるものが活動を開始した。
この学会は東アジア鰻資源協議会(EASEC)によって設立されたものだ。
何故このような団体を作って保護する必要があるのかというと、
東アジア各国の二ホンウナギは全て同じ遺伝的集団に属しているからである。
わかりやすく言えば、出所が同じだから皆で管理すべきということなのだ。
ちなみに、二ホンウナギの産卵場があるのは西マリアナ海嶺南端の海域。
グアムだとかサイパンだとかのある辺りである。
ここから海流に運ばれて東アジア各国に到達するのだ。
同じ産卵場から散り散りに流されてくる以上、
国家間での連携が重要となるのは当然のことなのである。
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