サムの備忘録

趣味ネタ、時々社会的なテーマ。IT関連のテーマはもう1つのブログに投稿してます。

遺伝子と放射線

山梨大学の若山教授は、宇宙空間で9か月保管した精子を用いて

生まれた宇宙マウスについて、健康かつ正常な繁殖が可能な状態で

あったと発表した。

 

宇宙空間でも哺乳類が繁殖可能であることを示した、世界初の報告だ。

 

mainichi.jp

宇宙空間に保存していた4系統のマウスの精子のうち

3系統にDNAの損傷が見られたとのことだが、

受精卵でDNAが損傷していたのは1系統のみであり、

生まれてきたマウスの遺伝子は全4系統とも

地上で生まれた個体と相違ないという研究結果が出ている。

 

このことから、卵子由来のDNA修復機能によって

精子のDNA損傷が修復された可能性について推測できる。

 

また、宇宙マウスはひ孫の代まで繁殖しているようだが、

外見や寿命に異常は見られないとのことだ。

 

人間の場合についても、

被曝2世の遺伝的影響は以前から否定されているので、

被曝した個体のDNA損傷が子孫の代に影響を与えることは

ないのではなかろうか。

な状態宇宙空間で約9カ月間保管した精子を使って生まれたマウス「宇宙マウス」が健康な状態で、正常な繁殖能力を持っていたと発表した。
宇宙空間で約9カ月間保管した精子を使って生まれたマウス「宇宙マウス」が健康な状態で、正常な繁殖能力を持っていたと発表した。
宇宙空間で約9カ月間保管した精子を使って生まれたマウス「宇宙マウス」が健康な状態で、正常な繁殖能力を持っていたと発表した。