荒野の射撃練習場
「誰からも必要とされなかった土地」(The lands nobody wanted)と
呼ばれる閑散とした荒野が、北米大陸西部には広がっている。
人々は射撃練習のためにこの地を使うようになったとのことだ。
「誰からも必要とされなかった土地」(The lands nobody wanted)は、
ロッキー山脈・シエラネヴァダ山脈・カスケード山脈に囲まれた、
インターマウンテンウェストと呼ばれる地帯のことを指す。
何もないがために、初期の入植者からも
無視されたことから、このような名前が付けられるに至った。
現在、この荒野には1人で練習する人もいれば、
夫婦もいるし、子どもに射撃を教えている親子の姿もある。
誰もこの荒野の環境を保全しようとはしていないようで、
薬莢やターゲットの残骸が散らばったままになっている。
傍から見れば異様な光景ではあるが、銃社会で暮らす
現地の人々にとってはただの日常風景なのかもしれない。