エドモントサウルスの化石
長崎市の「三ツ瀬層」から、鳥脚類の歯の化石35点が発見された。
エドモントサウルスなどの「ハドロサウルス上科」のものとみられる。
化石が発見された三ツ瀬層は、白亜紀後期の地層であり、
鳥脚類のハドロサウルス科の恐竜がアジアから北米にかけて繁栄した
時代のものだ。詳細な場所については以下を参照。
今回発見されたのは自然に抜けた歯ばかりであったので、
発掘現場は恐竜が生活をしていた場所に近いと推察される。
歯の側面には「稜」と呼ばれる出っ張りがあることなどから、
ハドロサウルス上科の化石と考えられるが、
歯だけでさらに詳しい種類を特定するのは難しいという。
今回の化石35点は、長崎市軍艦島資料館で現在公開されており、
25日~9月18日に長崎市科学館で公開される予定。
また、福井県立恐竜博物館でも10月15日まで複製が展示されている。