レースを描いたモザイク画
キプロスの考古学者たちが発掘した、幅25メートルを超える
床モザイク画には、ローマ時代の戦車レースの様子が描かれていた。
戦車レースは「ヒッポドローム」という競技場で行われるもので、
モザイク画には、馬や騎手の名前も古代ギリシャ語で添えられている。
このモザイク画は、キプロスの首都ニコシアから22キロほど離れた
場所にあるアカキという村で見つかったもので、紀元4世紀ごろの
邸宅のギャラリーの一部だと考えられている。
今のところ、キプロスから見つかっているモザイク画はこの1つだけで、
ローマ時代の屋外競技場を描いたモザイク画は、他に9点しかない。
また、馬や騎手が単独で描かれることはよくあるようだが、
屋外競技場そのものやレースの様子が描かれるのは、珍しいとのこと。