サイズと落下の関係性
体のサイズによって、生物が高いところから落下した時の
結果は異なってくる。そのようなサイズによる影響について、
分かりやすく解説したアニメーション「What Happens If We Throw
an Elephant From a Skyscraper? Life & Size 1」が公開されている。
ネズミのような体の小さい動物は、重力の影響を受けにくいため、
高所から落下しても致命傷となりにくい。動画中では、そのことを
球を例として用いて解説している。
表面積が広くなるほど、着地した時の衝撃が拡散されて和らぎ、
空気抵抗も大きくなるので、落下速度は減速する。
そのため、高さ・表面積・体積のバランスが良いネズミは、
落下時のダメージが小さく、高層ビルから投げ出されたとしても
死ぬことはないのである。
一方、ゾウのようなサイズの大きい生物の場合は、体積に対する
表面積が小さすぎたため、空気抵抗による減速の恩恵を受けられず、
大量の運動エネルギーが発生し、衝撃に耐えきれないのだ。
動画では落下したときの結果のほかにも、表面張力などが
生物に与える脅威についても解説を行っている。