フライト中の適切な水分補給
Los Angeles Timesによると、フライト中の機内はサハラ砂漠よりも
乾燥しており、酸素不足という条件が組み合わさることで、搭乗者に
脱水症状を引き起こさせているようだ。
10時間のフライトで、男性は約2l、女性は約1.6lの水を失う。
この点をふまえると、飲むべき水の量はフライト時間で変わってくる。
米国航空宇宙医学会によると、1時間につき約240mlの水を飲むべき
ということだ。3〜4時間を超えるフライトの場合は特にこれが
当てはまると、Peter Hackett医学博士は答えている。
ただし、1度に約240mlの水を飲んではいけないようである。
Leonard Smith医師は、ボトル1本の水を一気飲みしても
あまり水分補給にはならないと述べている。一気に大量の
水を飲むと血液が薄くなり、腎臓が水分を排泄しようとするため、
身体を潤す前に水分が捨てられてしまうのだ。
また、果物・野菜・ヨーグルトなどの、水分補給用のスナックを
持ち込むのも手である。鼻スプレーも、鼻の乾燥を防止し、
頭痛に効果を発揮する。