中性子星合体の重力波
中性子星の衝突で引き起こされる「キロノバ」という
爆発によって発生した「重力波」が、初めて観測された。
natgeo.nikkeibp.co.jp今回の重力波は、8月17日早朝にLIGOによって記録されたもので、
観測されていたため、死んだ星の合体で生じたものではないかと
推測されていた。
この推測は、発生源の近くにある楕円形の銀河「NGC4993」に、
以前には存在しなかった輝く点が発見されたことで、正しいもので
あると判明した。
なお、これまでに観測された例はすべてブラックホールの合体時に
起こったものであったため、観測可能な痕跡は何も観測されなかった。
しかし、今回は、放射線を帯びた金属性の破片の放出が確認されており、
少なくとも地球1万個分の貴金属が含まれていたことがわかっている。