国籍選択の届け出数が急増
二重国籍者の「国籍選択」の届け出数は、昨年度から500件以上
増加し、初めて3000件を超えた。増加数は過去5年間で最多。
蓮舫議員の二重国籍問題を機に、法務省がホームページなどを通じて
国籍選択手続きの周知活動を行ったことが、制度の認知につながった
からではないかと推測される。
国籍法では、20歳未満の二重国籍者は22歳までに国籍を選択しなければ
ならないと規定されている。また、20歳以上で二重国籍となった場合は、
国籍取得後2年以内に選択しなければならない。なお、罰則はない。
日本国籍を選ぶには、下記のいずれかの手続きが必要となる。
(2)外国籍の喪失届を出す
法務省によると、2006年度の国籍選択届け出数は1570件だったが、
2016年度はその2倍にあたる3368件。外国籍喪失届も2006年度は
21件だったが、16年度は150件となった。