絵画に塗り込まれたバッタ
ミズーリ州カンザスシティの美術館は、ビンセント・ファン・ゴッホの
作品を調査中に、絵画にバッタが1匹塗り込まれているのを発見した。
www.cnn.co.jpバッタの死骸が見つかったのは、1889年に描かれた「オリーブの木々」。
ネルソン・アトキンス美術館の絵画修復保存の担当者が発見した。
バッタが紛れ込んだ経緯はわかっていないが、死骸には腹部と胸部がなく、
キャンバス上で動いた形跡もないため、塗り込まれる前に既に死んでいた
可能性があると、古昆虫学の専門家は説明している。
ゴッホは野外での創作を愛したことで知られているため、今回の発見は
それほど意外なものではない。また、ゴッホが1855年に記した手紙には、
「あなたに届く4つのキャンバスには100匹を超えるハエがいるはずだ。」
という文言が含まれていた。