強制わいせつ罪の判例変更
裁判官15人全員一致で、強制わいせつ罪は性的意図がなくても
成立するとの判断が示された。これまでは意図が必要とされて
いたが、47年ぶりに判例が変更されたことになる。
www.jiji.com最高裁は、自分の性欲を刺激させる意図が強制わいせつ罪の成立には
必要であると1970年に判示していた。今回の判例変更に関して、
大法廷は刑法改正などの流れに触れ、「性犯罪に対する受け止め方の
変化を反映したものだ」と指摘した。
性的被害の有無や内容、程度に目を向けるべきであるとも言及し、
性的意図を成立要件とした判例は「維持しがたい」と結論付けている。