サムの備忘録

趣味ネタ、時々社会的なテーマ。IT関連のテーマはもう1つのブログに投稿してます。

新疆当局が生体情報を収集

国際人権団体ヒューマン・ ライツ・ウォッチ(HRW)は、新疆ウイグル

自治区の当局が住民数百万人のDNAサンプル・指紋・虹彩・血液型の

データを収集していると、報告した。

www.cnn.co.jp当局は4月に、イスラム教徒1000万人を対象に、ひげを生やすことや

公共の場でのベールの着用などを禁止。これに先立って、パスポート

の提出や車両へのGPS追跡端末の設置義務付けなど、監視強化のため

の一連の措置も講じていた。

 

今回の生体データの強制収集は国際的な人権規範に著しく違反している

と、HRWの中国担当責任者は指摘。なお、政府は新疆での民族・宗教的な

差別を否定しており、中国公安当局や自治区政府は現時点でコメント要請

に応じていない。

 

今回収集された情報は戸籍にひも付けられる見込み。この戸籍制度は、

教育・医療・住宅サービスを受けることのできる場所を制限するもので、

実質的には多くの人を出生地に縛り付ける形となっている。当局の指針

では、このような措置について、一部は医療へのアクセスを改善するのが

狙いだと説明している。しかし、データが警察に提供される場合もあり得る

としている。