アラバマ州沿岸のデルタ地帯で、最後の奴隷船「クロティルダ」の残骸が見つかった。クロティルダは、密輸の証拠隠蔽を図った奴隷売買業者が火を付け、1860年に沈没した。
www.cnn.co.jpウエストフロリダ大学のグレゴリー・クック氏は、「現地では残骸がクロティルダのものでないことを示す形跡は一切なかった」と指摘。現時点では明確に特定できないものの、残骸がクロティルダのものである可能性は高いとのことだ。
船に乗っていた奴隷の多くは、南北戦争終結に際して自由の身となり、アラバマ州モービルに住みついた。奴隷の子孫の一部は今でもこの地域に居住している。