サムの備忘録

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諫早湾干拓事業の基金案

国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門を巡り、国の100億円基金案の受入が協議された。この基金案を受け入れると開門の断念につながってしまうため、漁業関係者は難色を示した。

www.nishinippon.co.jp

タイラギ漁の拠点である大浦支所の弥永達郎運営委員長は「この問題はもっとゆっくり考えなければ」と慎重な姿勢を崩さなかった。また、ノリの色落ち被害が続く鹿島市支所の中村直明運営委員長も「開門調査を求める姿勢を崩すわけにはいかない」と述べている。再生事業が効果を上げていないにも関わらず、100億円で打ち切りになることに対しても批判的な意見も出ているようである。

 

なお、諫早干拓事業に関しては、農業法人による公社提訴も先月起きている。

www.asahi.com開門差止訴訟の原告に加わっている農業法人2社は、野鳥の食害で数千万円の被害を受けたとして県農業振興公社などに損害賠償を求めており、近く長崎地裁に提訴するとのことである。