サムの備忘録

趣味ネタ、時々社会的なテーマ。IT関連のテーマはもう1つのブログに投稿してます。

科学実験と合成ダイヤモンド

エレメントシックス(Element Six)が製造している「量子グレード」(quantum grade)の合成ダイヤモンドは、さまざまな分野の研究で幅広く利用されている。

wired.jp量子コンピュータでは、「スピン」や「偏光」などの量子力学的特性を利用して情報を符号化するが、これらの特性は非常に不安定である。その問題に対処するため、ダイヤモンドは用いられる。ダイヤモンド内部に情報を符号化すると、ダイヤモンドの結晶構造によって情報が保護されるのである。アルゴリズムの実行には不純物が用いられるが、現時点で接続に成功した量子ビットは2個だけだ。

 

また、量子コンピューティング以外の分野でも活用が期待されている。窒素空孔をもつダイヤモンドは一種の磁気センサとして機能する可能性があるため、微弱な磁場を測定するための磁気センサの改良に利用できるかもしれない。