サムの備忘録

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推定より少ない医療事故届出

医療事故調査制度に関して、日本医療安全調査機構は、昨年の届出件数が前年より36件少ない370件だったと発表した。2015年の制度開始からの累計は857件だが、この件数は厚労省の推定件数の2~3割である。

yomidr.yomiuri.co.jp発生した医療事故は、分娩を含む「手術」に起因したものが最多の177件で、点滴などの「処置」が44件、輸血を含む「投薬・注射」が37件。死亡から届出までの平均日数は57.2日で、6ヵ月以上届け出なかったケースも24件あった。

 

一方、医療機関側で報告書がまとめられたのは321件で、このうち297件に再発防止策が記載されていた。報告書の分量は、最も少ないケースで1ページ、最多は49ページであり、医療機関によってばらつきがあった。同機構に遺族らが再調査を依頼したのは39件だった。