サムの備忘録

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カランボロの財宝の起源

カランボロの財宝の起源が、化学分析によって解き明かされた。

natgeo.nikkeibp.co.jpカランボロの財宝は、1958年にスペインのセビリア近郊で発見された金の装飾品群で、古代王国タルセッソスの遺物ではないかと推測されていた。タルセッソスとは、紀元前9世紀から紀元前6世紀にかけて栄えた王国で、伝説の島アトランティスなのではないかとする見方もあった。一方、財宝はフェニキア人によって東方から持ち込まれたという意見もある。

 

今回の分析では、カランボロの財宝に用いられていた金は、バレンシナ・デ・ラ・コンセプシオンの地下墓地にあったものと同じ鉱山から、採掘された可能性が高いことがわかった。

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金は現地で採掘されたものだったが、フェニキアの技術が製造に使われた可能性は残されている。財宝が発見された地域では、フェニキアの寺院が確認されている。そのため、財宝は、フェニキアとタルテッソスの文化が融合して生まれたものであるとも推測される。