サムの備忘録

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日本最古級の陥し穴が発見

三浦縦貫道路林入口至近にある「船久保遺跡」から、旧石器時代に掘られた「陥し穴」とされる遺構27基が見つかったと、玉川文化財研究所が発表した。これは日本最古級のものだ。

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船久保遺跡は、三浦半島の西側にある標高30〜40mの丘陵地に位置する、旧石器から弥生時代の遺跡だ。これまでに旧石器時代の遺構・遺物のほかに、縄文時代早期の「陥し穴」群と土器片や石器、弥生時代中期の竪穴建物跡2軒と土器片が出土している。

 

今回見つかった陥し穴は、ナウマンゾウやオオツノジカなどの大型動物の狩猟用に石斧類で掘られたと考えられており、長方形と円形の形状のものがあった。この時代の陥し穴は全国的に見ても稀であり、本州での発見は愛鷹山山麓(静岡県)と三浦半島に留まる。

 

発掘調査を行っている玉川文化財研究所では、5月13日(日)に船久保遺跡の調査成果を公開する現地説明会を開く。出土遺物の展示に加え、陥し穴を発掘状態のままで確認することができる。