サムの備忘録

趣味ネタ、時々社会的なテーマ。IT関連のテーマはもう1つのブログに投稿してます。

マグネタイトと氷晶形成操作

東京工業大学は、氷晶形成を操作することに成功した。食糧保存や医療への応用が期待されるという。

news.mynavi.jp世界の食糧の40%以上は、霜害や凍結保存の際の組織損傷などによって、無駄になっているといわれている。そのため、凍結過程において細胞組織の破壊を最小限に抑える手法が望まれていた。

 

そこで注目されたのが、「超純水は、通常凍結する温度以下でも過冷却の状態を保つ」という事象である。これを利用すると、凍結損傷を最小に抑えることができるという。

 

今回の実験では、僅かにフェリ磁性物質マグネタイト量を検出しているセロリと牛肉片に、地球の磁場より10〜20倍程度強い磁場を外部振動させ、過冷却を促進した。その結果、試料の凍結特性は、組織中に含有するマグネタイト含有量によって左右されることがわかった。また、外部振動磁場による操作が可能であることもわかった。