爬虫類有鱗目の共通祖先
イタリア・アルプスで20年前に発見された「メガキレラ」(Megachirella wachtleri)の化石について調査したところ、古代の有鱗目であることが明らかになった。
natgeo.nikkeibp.co.jp有鱗目は、地球上で最も多様性に富み、最も広く分布している四肢動物のグループだ。しかし、その進化的な起源については、これまで何もわかっていなかった。
今回の調査では、マイクロCTスキャンのデータを利用して、メガキレラの生理機能を反映した3次元モデルが構築された。その特徴を見ると、初期の爬虫類であることが示唆された。また、トカゲとヘビが枝分かれする前に登場していた種であり、トカゲとヘビの共通祖先であることも示された。