サムの備忘録

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国内最古級の日本地図と確認

福山市にある広島県立歴史博物館は、14世紀中頃の日本を表した地図「日本扶桑国之図」を報道陣に公開した。日本全体(北海道を除く)が描かれたものでは、最古級の地図となる。

www.sanyonews.jpthis.kiji.is日本扶桑国之図は、収集家の守屋寿さんが広島県立歴史博物館に寄託したものであり、博物館側の調査により日本最古級であることが判明した。筆者は不明だが、作成時期は14世紀中頃から16世紀中頃の可能性が高いという。

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地図は、縦:122cm / 横:57cmほどの大きさであり、備前・備中・備後などの68の旧国が丸みを帯びた形で描かれ、京都から各地へと伸びる陸路や海路を表す赤い線も引かれている。沖縄に関しては、鎌倉時代の地図で用いられていた「龍及国」との表記で書かれ、「体が人で頭は鳥の住民が住んでいる」との伝説も併記されていた。

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なお、これまでに確認された最古の日本地図は、1305年に描かれた「日本図」(京都・仁和寺所蔵)だ。しかし、これには西日本部分が欠けていた。