蜂蜜の効用と科学的な証明
古代から人類は、蜂蜜を傷の軟こうや発熱や胃腸障害の治療薬として使っていた。
www.cnn.co.jp蜂蜜には、癌・心臓病予防・潰瘍の減少・消化不良の軽減・血糖値の調節・咳や喉の痛みの緩和・運動能力の向上など、驚くべき治癒力や効果があるとされている。そのうち、科学的に証明されている効用がいくつあるのか検証が行われた。
抗菌性
蜂蜜には、大腸菌やサルモネラ菌など、数十種類の菌に対して殺菌効果があることが複数の研究で証明されている。また、色が濃く濃厚な蜂蜜ほど治癒効果が高い可能性があり、蜂が花粉を採取した植物の種類が抗菌性に影響することも科学的に立証されている。
喉の痛みの緩和
139人の子供を対象にした研究で、デキストロメトルファンや抗ヒスタミン剤ジフェンヒドラミンよりも、夜間の咳の緩和や睡眠の改善に高い効果を示した。また、105人を対象とした別の研究では、そば蜂蜜がデキストロメトルファンよりも夜間の咳を抑える効果が高かった。そのほかの研究でも高い効果が認められている。ただし、ボツリヌス中毒症などの危険性があるため、蜂蜜は1歳未満の乳児には決して与えてはならない。