バルチック海運指数が高値

総合的なばら積み船の市況を示すバルチック海運指数が、4年半ぶりの高値をつけた。

www.nikkei.com24日付の指数は1774で、月初に比べて25％高く、前年同期比では8割高かった。この値は2014年1月以来の高値である。ケープサイズ（載荷重量約18万トン）のチャーター料については、主要航路平均で1日あたり2万6400ドル前後で、月初に比べて4割高い。

中国では鉄鉱石の需要が旺盛であるため、オーストラリアやブラジルからの輸出が伸びた。また、トラック運転手らの大規模ストライキによりずれ込んだ分の出荷が増えたことに加えて、米国産大豆への制裁関税によって代替調達が増えたこともあり、ブラジル産大豆の中国向け輸送も多い。