サムの備忘録

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活字鋳造機など機械遺産認定

日本機械学会は、新聞博物館(熊本)にある現存最古の新聞用活字鋳造機・日本工業大学所蔵の歴史的工作機械群・旭サナックのエアレス塗装機・日本電気硝子のブラウン管ガラス製造装置の計4件を、「機械遺産」として新たに選んだ。

news.mynavi.jp機械遺産は、国内に現存する貴重な機械類を対象に2007年から認定されており、現時点では合計94件が認定されている。

 

新たに認定された新聞用活字鋳造機は、1934年製で1982年まで使われたもので、熊本日日新聞社運営の新聞博物館に展示されている。この活字鋳造機は、5号(10.5ポイント)活字を1分で90本鋳造できた。

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2つめの歴史的工作機械群(計232台)は、日本工業大学の工業技術博物館(埼玉)が所蔵しているものであり、いずれの機械も明治時代中期から昭和50年代に輸入・製造されたものだ。

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3つめのエアレス塗装機は、国産では初のエアレス塗装機で、1959年製の加熱式スプレーガンと62年製の「コンパクトエアレス」ポンプのセットだ。旭サナック(愛知)のショールームに保存展示されている。

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4つめのブラウン管ガラス製造装置は、1977年製で、日本電気硝子の滋賀高月事業場(滋賀)に保存展示されている。「遠心鋳造法」から転換した「プレス成形法」と呼ばれる製造技術を導入している。

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