軍艦発見企業に詐欺の疑い

ドミトリ・ドンスコイを発見したと発表したシニルグループについて、詐欺の疑いがあるとして現地警察は捜査を進めている。また、同社の経営陣に対しては出国禁止が命じられた。

www.cnn.co.jpwww.afpbb.com韓国企業のシニルグループは、対馬沖海戦で沈没したドミトリ・ドンスコイを発見し、最大で1340億ドル相当の金が積まれているとの推定を発表していたが、記者会見ではこの推定額を引き下げていた。

発表後、韓国株式市場ではジェイル・スチールの株価が急騰したが、その後60％近く下落している。なお、ジェイル・スチールはグループ創業者が大株主の企業である。

このことにより、軍艦発見の発表を行ったのは株価を人為的につり上げるためではないかとの疑惑の目が向けられている。金融監督院は、シニルグループの経営者と前経営者が今月上旬に第一製鋼の株式を取得していたことを明らかにしている。さらに、同社が発行した仮想通貨を買わせるためだったのではないかとの疑いもある。