待機児童が4年ぶりに減少

厚生労働省は、待機児童が1万9895人になったと発表した。

www.nikkei.com前年から6186人の減少であり、減少に転じたのは4年ぶりだ。また、待機児童が2万人を下回るのは10年ぶりである。なお、利用の申込数は約271万人と6.2万人増えているが、定員数の増加が上回っているため、待機児童数の伸びが抑えられた。

10人以上減った自治体は163で、10人以上増えた93の自治体数を上回った。待機児童が最も多かったのは兵庫県明石市で571人だった。2位以降については、岡山市が551人、昨年1位の東京都世田谷区は486人、東京都江戸川区は440人、兵庫県西宮市は413人。さいたま市は、前年のゼロから315人に増えているが、親が育休中でも待機児童に数えるよう16年度末に定義を厳しくした影響が大きい。