サムの備忘録

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第2次大戦の空襲のエネルギー

第二次世界大戦中の空襲による爆発のエネルギーが、地球の電離層に及ぼした影響が明らかにされた。

natgeo.nikkeibp.co.jp電離層とは高度80kmから500km以上にも及ぶ大気の層で、太陽からの光や宇宙線を受けた原子や分子が電子を放出し、帯電している。電離層は、太陽フレア太陽風・磁気嵐などによって常に揺らいでいる。また、雷雨や大地震も電離層に影響を及ぼすことがある。

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今回の研究は、連合国が1943~1945年にヨーロッパで実施した大規模な空襲のうち152の記録を用いて空襲の分析を行って、電波研究観測所が収集した大気の観測データと比較した。その結果、空襲と電離層の揺らぎとの間に有意な関連が見出された。1回の空襲のたびに落雷数百回分のエネルギーが放出され、電離層の最も外側のF2層の電子密度が低下していたのである。なお、ISSの高度は約400kmで、F2層に含まれる。