化石化した最古の陸生巻貝
琥珀の中で化石化した9900万年前のカタツムリが発見された。
natgeo.nikkeibp.co.jp発見されたカタツムリは、熱帯および亜熱帯環境で見られる現代のヤマタニシ科と近い関係にある可能性が高い。標本は、直径5ミリほどの大きさであるが、恐竜時代に生きた陸生巻貝の姿をはっきりと確認できる。 ミャンマー北部で採取された小さな琥珀の塊に含まれていたとのことで、中国広東省潮州の德煦古生物研究所に所蔵されている。
今回の発見において重要なポイントは、軟組織が保存されているということだ。過去にもカタツムリの軟組織が琥珀内で見つかったことはあるが、今回の標本は、これまで最古とされていたものよりも7000万年以上も古い。