サムの備忘録

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太古の鳥の肺が初めて発見

中国東北部で発見された鳥の化石の中に、肺の組織が含まれていたことが明らかになった。鳥の肺が化石になって発見されるのは初めてのことである。

natgeo.nikkeibp.co.jp今回発見されたのは、アーケオリンクス・スパスラ(Archaeorhynchus spathula)で、化石には羽毛とともに多くの軟組織が保存されていた。この発見により、アーケオリンクス・スパスラは現代の鳥にかなり近い肺を持っていたことが判明した。

 

肺は、薄い膜を通して酸素と二酸化炭素を交換しているが、この膜が大きくて薄いほど効率は向上する。なお、人間の肺の内部表面積は、全体で46平方メートルに達する場合もある。

 

鳥の肺に関しては、いくつにも分かれており、胸郭の周囲に貼り付いている。他の動物と違って膨張・収縮をせず、複数の気嚢がふいごのように空気を送ることによって呼吸するため、膜は極端に薄くなり、酸素が効率よく吸収され、飛翔筋肉にそれだけ酸素を送り込むことができる。