残業規制について要点をまとめてみた
月100時間未満とだけ言われると、
ぶっちゃけ意味がなさそうに感じてしまう残業規制。
しかし、100時間という上限の他にも条件はいくつか設定されており、
それらを確認してみると多少は見え方も変わるのではないかと思う。
...まぁ、少なくとも、まったく意味がないという印象はなくなるだろう。
それでは、新しい残業規制について簡単に確認してみよう。
課せられることになった条件は以下のとおりである。
1. 年間での上限は720時間
単純計算で、月平均60時間の残業で上限に達する。
2. 2~6か月間で平均80時間以内
期間ごとの平均も考慮しなければならないということ。
ちなみに、この条件は医学的観点から設定されているようだ。
3. 月45時間を超えるのは6回まで
要するに、「36協定を守れ!特別条項を逃げ道にするな!」ということ。
以上の条件を確認すると、もはや100時間という上限はほぼ無意味な数値であり、
かえって誤解を招く要因になりかねないとさえ思ってしまう。