大阪大学の研究によれば、マラリアへの感染が
骨量減少の原因となることがわかったようである。
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ちなみに、マラリア原虫の生成物とはヘモゾインなどのことであり、
これによって骨に慢性的な炎症が起き、破骨細胞分化が誘導される。
破骨細胞に過剰な刺激が与えられることで、骨芽細胞と破骨細胞の
バランスは崩れ、骨恒常性が阻害されてしまうのである。
また、ヘモゾインなどを生成できないマラリア寄生虫を
マウスに感染させた場合には、骨量減少は観察されなかった。
アルファカルシドールの補給によって、マラリア感染による骨量減少を
阻止でき、骨量を回復できることも示されている。