未承認医薬品の無償提供
政府は、治療効果が見込まれることを条件に、国内未承認の医薬品を
感染症が流行した途上国に対して無償提供する方針を固めた。
無償提供の財源には政府開発援助(ODA)などを充てる。
安全性や医療倫理の確保のために、関係省庁会議や専門委員会などを
設け、流行発生時に速やかに対応できるようにする。
医薬品の無償提供は、相手国が非常事態宣言を出している場合などを
想定している。途上国からの要請を受けた後、政府が医薬品の種類や
必要量を検討し、製薬会社から買い取る形式となるようだ。