ルクソール近郊にある、ナイル川西岸のドゥラ・アブル・ナガ墓群で、
金細工職人夫婦の像のほか、ミイラや土器などの遺物が見つかったと、
エジプト考古省が発表した。
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金細工職人の名はアメンエムハトで、妻と並んですわっていた。
足もとには息子が立っている像もあり、第18王朝時代の家族であるようだ。
墓からは、さらに数多くのミイラ・棺・埋葬用マスクが発見されている。
2つある部屋のうちの1つには、第21王朝から第22王朝時代にかけて
作られた棺が収められていた。
今回発掘された墓の保存状態は良くなかったものの、葬送用コーンなどの
出土品をきっかけとして、さらなる発見が望めるかもしれない。