最新版レッドリストの公開
国際自然保護連合(IUCN)は「レッドリスト」の最新版を発表した。
世界の8万7967種を評価し、そのうち2万5062種を絶滅危惧種とした。
アンテロープやトネリコなどは、広く分布しているため、比較的安全
だといわれていた。しかし、そのような種でさえ絶滅の危機に直面して
いるとのことだ。
これまでは「軽度懸念」だったが、「絶滅危惧2類」へ悪化した。
そのほかにも、リーボックが「準絶滅危惧」になるなど、
5種のアンテロープで絶滅リスクが高まった。
北米に広く分布したトネリコ5種は「絶滅危惧1A類」になった。
外来種のタマムシの食害で枯死していることが影響しているとのこと。
また、オーストラリア・クリスマス諸島固有のアブラコウモリの
仲間の1種は「絶滅」と判断された。絶滅の原因は、外来種による
捕食や病気などが可能性として考えられる。