写真で構築された方舟
ナショナル ジオグラフィックの「PHOTO ARK」プロジェクトでは、
生物を「写真」に記録することで、保護を人々に訴えようとしている。
現時点では7000番目となる「フクロモモンガダマシ」の写真を
撮り終えているが、今後もプロジェクトは続き、将来的には
約1万2000種にも達する可能性が存在する。
ちなみに、フクロモモンガダマシは、オーストラリアのビクトリア州
中部にあるアカシアの森が原産の小型有袋類で、「森の妖精」とも
呼ばれている。
フクロモモンガダマシの低地での生息数は50頭ほどといわれており、
IUCNの「レッドリスト」では、「絶滅危惧種(endangered)」から
「近絶滅種(critically endangered)」へとランクが引き上げられている。