世界初の分子ロボット完成
マンチェスター大学の研究チームが世界初の分子ロボットを開発。
150の炭素・水素・酸素・窒素の原子で形成されたロボットアームを
駆使し、分子を組み立てることができる。
このような微小なサイズのロボットのことを「分子ロボット」と呼ぶ。
なお、分子ロボットの組立工程やプログラミングは化学的に行われる。
たとえば、アームの形状を変えて他の分子に作用させるためには、
pHなどの溶液の化学的特徴を変化させることにより誘導する。
この分子ロボットを利用することによって、分子間の化学反応に介入し、
効率的に化合物を生成することができる。専門家たちの主張によれば、
近い将来、医療分野や産業分野において化学プロセスの最適化のために
用いられるようになるかもしれないとのことである。