サムの備忘録

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恐竜の卵の色は鮮やか

米と独の古生物学者チームが、ヘユアンニア(Heyuannia huangi)という

恐竜の卵の化石を調べたところ、含まれていた色素が特定された。

www.gizmodo.jp

研究チームは、中国で保管されていた化石を、分光器を用いて調べた。

その結果、青緑の卵を生むエミューと同じ成分が見つかったとのことだ。

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このことは、ヘユアンニアは、エミューヒクイドリと同じ進化を

辿った可能性を示唆している。また、鳥型恐竜であるオヴィラプトル科と

先祖が同じであるという仮説も生まれた。

 

なお、ヘユアンニアとは、中国東部の化石層で見つかるオビラプトルの

1種で、体長1.5メートルほどの白亜紀後期の恐竜だ。オウムのような嘴と

羽毛を持ち、後ろ脚で歩いていた。

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かつては、恐竜の絶滅後に色の付いた卵を生むように鳥類が進化した

というのが通説だったが、これは新説によって覆ることになるだろう。

鳥類が色鮮やかな卵を産むのは、先祖とされる恐竜から引き継がれた

特徴に過ぎないのだから。