2019年頃を目標に、国税庁は電子申告および納税を
行いやすくするとのこと。税務署で一度だけ本人確認すれば、
IDとパスワードで認証できるようにする予定だ。
現在、e-taxで電子申告を行うには、マイナンバーカードや
住民基本台帳カードなどの電子証明書のほかに、読込のための
ICカードリーダーが必要であり、普及の妨げになっていた。
新方式では電子証明書を省略するが、なりすまし防止のために、
初回は税務署で職員が対面で本人確認を行う。
対象となるのは18年の申告分からで、翌年度以降も
同じIDとパスワードを使いe-tax上で申告できる。
スマートフォンへのカードの読取機能の導入が進む可能性も
考慮して、3年程度の暫定措置として実施する。
その後は、マイナンバーカードの普及状況などを
ふまえて、制度を継続するかどうかを決めるとのこと。