頭部を吹き飛ばされた遺骨
紀元79年のベスビオ火山噴火で壊滅したイタリアのポンペイ遺跡で、避難途中で巨岩に頭部を吹き飛ばされて死亡した男性の遺骨が発掘された。
www.cnn.co.jp男性の遺骨は、石柱の一部だったと思われる巨大ブロックの下敷きになった状態であり、上半身は押し潰されていた。また、頭部はブロックの下にまだ埋まっている可能性がある。推定年齢は30歳以上。脚の骨には感染症をうかがわせる病変があったため、これが逃げ遅れた原因ではないかと研究チームは推測している。
遺骨が見つかった場所は1800~1900年代にも発掘が行われたことがあるが、当時はさほど深くまで掘っていなかったとのことだ。