サムの備忘録

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iPS細胞から作成した血小板

iPS細胞から「血小板」を作り、患者に輸血する京都大の臨床研究計画を、厚生労働省の部会が了承した。

yomidr.yomiuri.co.jpiPS細胞が血液の治療に利用されるのは世界初となる。また、iPS細胞を使った臨床研究計画が了承されるのは3例目である。

 

臨床研究は、「再生不良性貧血」の患者を対象に実施される。この患者は免疫の拒絶反応を起こしやすい体質で、他人の血小板を輸血できないので、今回の治療を受けることになったという。

 

計画では、血小板を生み出す「巨核球」という細胞の作製・増殖を行った後、大量の血小板を作り、3回に分けて100億~1000億個ずつ輸血する。その後1年間かけて、安全性と効果を確認する。なお、iPS細胞の品質確認などに約5000万円かかるため、医療現場に広げるには、大量の血小板を低コストで製造する方法の確立が必要だ。