サムの備忘録

趣味ネタ、時々社会的なテーマ。IT関連のテーマはもう1つのブログに投稿してます。

脳への刺激で暴力衝動を抑制

ペンシルベニア大学南洋理工大学の研究によると、脳への物理的な刺激を与えることで、身体的暴力や性的暴行の衝動を抑制できる可能性があるとのことだ。

www.cnn.co.jp暴力的な人の「前頭前皮質」には欠損がある場合が多いことは、これまでの研究で既に指摘されていた。今回の研究においては、この部位に刺激を与える実験を行った。被験者は健康な成人81人だ。

 

実験の第1段階では、被験者の半数には「経頭蓋直流刺激」を20分間行い、残る半数には弱い電流を30秒間流した。第2段階では、下記の2つの場面を被験者に想像させ、各場面で自分が暴力的な行動に及んでいた可能性を10段階で判定させた。

 

1. 2年前から交際している女性と夕食に出かけた際、自分が席を外した隙に、友人が彼女から電話番号を聞き出そうとした。発見後、友人と口論になり、相手の頭をビール瓶で殴りつけた。

 

2. 彼女との初デート。アパートで映画を見ながらキスを交わし、親密度がさらに深まりそうになったところで、女性に拒まれた。何度も抵抗された後、性的暴行へと及んでしまった。

 

結果、「経頭蓋直流刺激」を受けた被験者が暴力に及んでいた可能性は、後者の被験者に比べて低いことがわかった。

警察用レーザーガンの開発

中国のファイバーレーザー企業「ZKZM」が、警察による使用を想定したレーザーガンを開発した。

www.afpbb.comこのレーザーガンの口径15ミリで、射程距離は800メートル程度である。主に、デモ参加者の髪や横断幕に火を付けることを想定して設計されている。そのため、強い痛みは伴うものの、標的が死に至らないようになっている。また、皮膚や細胞が瞬間炭化させられることもないようだ。

 

この発表に対して、まだSFの域を出ていない技術であるとして、同社のレーザーガンについて一部の専門家は懐疑的な見方を示している。

珍しい肉食の種のコウモリ

古代マヤの寺院には肉食のコウモリが生息しているという。

natgeo.nikkeibp.co.jp肉食のコウモリは、コウモリ全体の1%にも満たないほど珍しいが、世界各地の熱帯地方に生息しており、南米ではウーリーヘラコウモリ(Chrotopterus auritus)とチスイコウモリモドキ(Vampyrum spectrum)の2種が発見されている。

 

肉食コウモリの生態はよくわかっていない部分も多いが、生息地である多雨林が危機にさらされているため、生態の解明が急がれている。

北朝鮮のミサイル開発継続か

人工衛星画像の分析結果により、北朝鮮東部の咸興にあるミサイル開発施設が拡張されている可能性があることがわかった。

jp.wsj.com咸興の施設では、固形燃料型の弾道ミサイルと、長距離ミサイルの弾頭向けの再突入体が製造されているという。固形燃料型ミサイルの製造拠点が拡張されたことは、金正恩氏に核開発やミサイルプログラムを廃棄する考えがないことを示していると、衛星写真の検証を担当したデビッド・シュメーラー氏は主張する。

 

2018年下半期転職市場予測

パーソルキャリアによる2018年下半期の転職市場予測によると、全11職種のうち9職種で求人数が増える見通しとのこと。

www.nikkei.com「IT・通信」「営業」「建築・土木」などで増加するとのことだが、「化学・素材」はほぼ変わらないようだ。また、データ分析担当者の需要が特に強いとのことである。「金融」では、営業職の採用が減っているものの、ネット銀行や電子決済サービスの業務は増加傾向にあるようである。

 

クロールで速く泳ぐには

筑波大学東京工業大学は、泳者に作用する抵抗力を推定できる方法を新たに開発した。

news.mynavi.jp今回、研究グループは、けのび姿勢時の静的抵抗・プル泳時の動的抵抗・上肢と下肢の両方を使って泳いだ時の動的抵抗を同一システムで計測できる測定システムを開発し、キック動作がどの程度の推進力となっているのかの検討を行った。その結果、1.1m/s程度の低速域では抵抗にならず推進力として貢献しているが、1.3m/sの中速域あたりから抵抗となり始めることがわかった。

 

速度を上げるためには、抵抗が増大するとしてもキックを打つ必要がある。そのため、ストロークの頻度を上げて推進力を増しつつ、キック動作の抵抗を減らす工夫を行うことが、速く泳ぐための鍵となることが示唆された。

蜂蜜の効用と科学的な証明

古代から人類は、蜂蜜を傷の軟こうや発熱や胃腸障害の治療薬として使っていた。

www.cnn.co.jp蜂蜜には、癌・心臓病予防・潰瘍の減少・消化不良の軽減・血糖値の調節・咳や喉の痛みの緩和・運動能力の向上など、驚くべき治癒力や効果があるとされている。そのうち、科学的に証明されている効用がいくつあるのか検証が行われた。

抗菌性

蜂蜜には、大腸菌サルモネラ菌など、数十種類の菌に対して殺菌効果があることが複数の研究で証明されている。また、色が濃く濃厚な蜂蜜ほど治癒効果が高い可能性があり、蜂が花粉を採取した植物の種類が抗菌性に影響することも科学的に立証されている。 

喉の痛みの緩和

139人の子供を対象にした研究で、デキストロメトルファン抗ヒスタミン剤ジフェンヒドラミンよりも、夜間の咳の緩和や睡眠の改善に高い効果を示した。また、105人を対象とした別の研究では、そば蜂蜜がデキストロメトルファンよりも夜間の咳を抑える効果が高かった。そのほかの研究でも高い効果が認められている。ただし、ボツリヌス中毒症などの危険性があるため、蜂蜜は1歳未満の乳児には決して与えてはならない。