サムの備忘録

趣味ネタ、時々社会的なテーマ。IT関連のテーマはもう1つのブログに投稿してます。

第2次大戦の空襲のエネルギー

第二次世界大戦中の空襲による爆発のエネルギーが、地球の電離層に及ぼした影響が明らかにされた。

natgeo.nikkeibp.co.jp電離層とは高度80kmから500km以上にも及ぶ大気の層で、太陽からの光や宇宙線を受けた原子や分子が電子を放出し、帯電している。電離層は、太陽フレア太陽風・磁気嵐などによって常に揺らいでいる。また、雷雨や大地震も電離層に影響を及ぼすことがある。

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今回の研究は、連合国が1943~1945年にヨーロッパで実施した大規模な空襲のうち152の記録を用いて空襲の分析を行って、電波研究観測所が収集した大気の観測データと比較した。その結果、空襲と電離層の揺らぎとの間に有意な関連が見出された。1回の空襲のたびに落雷数百回分のエネルギーが放出され、電離層の最も外側のF2層の電子密度が低下していたのである。なお、ISSの高度は約400kmで、F2層に含まれる。

オプジーボの薬価4割引き下げ

厚生労働省は、がん免疫治療薬「オプジーボ」の薬価を11月から4割引き下げることを決めた。

yomidr.yomiuri.co.jpオプジーボの値下げは3回目。保険適用された当初は患者1人あたり年間3500万円だったが、今回の見直しで1090万円と3分の1以下になる。また、これまでは体重によって投与量が決まっていたが、今回、体重にかかわらず1回の投与量が240ミリグラムに統一された。薬価は2年に1度改定されていたが、同省は年4回引き下げられるルールを初適用した。

新人王戦決勝三番勝負第2局

 

第43期新人王戦決勝三番勝負の第2局が日本棋院で行われた。

www.sankei.com

www.nihonkiin.or.jp広瀬優一二段が225手まで大西研也三段に黒番4目半勝ちし、優勝した。広瀬二段は藤沢一就八段門下で、平成28年に入段。プロ3年目で初のタイトル獲得となった。

維新と希望が参院で統一会派

日本維新の会希望の党が、次期臨時国会までに参院統一会派を組む方向で調整していることが分かった。

www.jiji.com参院において、維新は11議席、希望は3議席を持っており、統一会派を組めば共産党の14議席に並ぶ。希望の3人は全員が来夏に改選を迎えるため、維新との連携強化で存在感を高めたい考えのようだ。

哺乳類の腸内細菌の特殊性

沖縄科学技術大学院大学(OIST)の研究により、哺乳類の腸内細菌は、「キチン」を主要素としたバリア免疫機構を失うことと引換えに成立していることが明らかになった。

news.mynavi.jp腸内細菌は、腸管表面に定住し、粘液層の主構成タンパクであるゲル形成ムチンの糖鎖部分を消費しているとされる。この役割は多数の動物に共通しているものと考えられてきた。

 

また、無脊椎動物においては、腸管表面から分泌されるキチンナノファイバーが囲食膜を形成して、バリア免疫機構として機能することがわかっている。哺乳類の粘液層と無脊椎相物の囲食膜の働きはよく似ているものの、それぞれの動物グループで成立した別個な存在と見なされてきた。

 

今回の研究においては、ホヤ・ナメクジウオヌタウナギ・真骨魚にも昆虫同様に囲食膜が存在し、腸内細菌に対するバリアとして機能することが確認された。一方、哺乳類であるマウスの腸管にはキチンは検出されず、粘液層に大量の腸内細菌が定住していた。

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この結果から、キチンによるバリア免疫機構は、今もなお多くの動物グループで保持されているものの、少なくとも哺乳類においては失われており、腸内細菌による粘液層への定住が可能になったという説が得られるという。

世界最大の陸生生物を発見

新種の恐竜の化石が南アフリカで発見された。

www.cnn.co.jp発見されたのは竜脚類の仲間であり、南ア先住民の言葉で「夜明けの巨大な雷鳴」を意味する「Ledumahadi Mafube」と命名された。世界最大の陸生生物だったと推定される。また、ブロントサウルスよりも早い時期に別の進化をたどったと思われる。

 

竜脚類は二足歩行の祖先から進化した恐竜で、Ledumahadiはその移行期に当たるジュラ紀初期に出現した。調査の結果、研究チームは「Ledumahadiは四足歩行だった」と判断している。

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この恐竜は、同じ時期に現在のアルゼンチンに生息していた巨大恐竜に近い種類だったこともわかっており、ジュラ紀初期には超大陸パンゲア」が存在していたという説の裏付けにもなると研究者は解説している。

大規模テロを計画段階で阻止

オランダの警察は、「大規模テロ攻撃」を計画した容疑で男7人を逮捕した。

www.afpbb.com逮捕は、数か月に及ぶ警察の捜査の末に、アーネムとビエルト両市で行われた。検察によれば、容疑者らは、爆弾ベルトと自動小銃AK47を大規模イベントへの襲撃に使おうとしていたとのことであり、犯行計画は「非常に進んだ段階」にあったとみられる。なお、警察は襲撃計画の標的を明らかにしていない。

 

容疑者グループの中心はイラク出身の34歳の男で、イスラム国の支配地域に入ろうとして2017年に有罪判決を受けた経歴がある。そのほかに、イラクまたはシリアへの渡航を試みたことに絡み有罪判決を受けていた人物が2人いた。