サイバネティックシンセ
皮膚細胞でつくったニューラルネットワークによって制御を行う、
cellFというサイバネティックシンセサイザーが開発された。
gigazine.net開発者であるGuy Ben-Ary氏は、自らの腕から採取した皮膚細胞を、
iPS細胞技術を用いて幹細胞へと変換し、神経幹細胞を用意した。
これを、多電極アレイ上で動作するニューラルネットワークへ
完全に分化させて、シンセサイザーのプロセッサとして
機能させているようだ。
cellFのように、生物学的回路とアナログ回路を組み合わせた
もののことを、Guy Ben-Ary氏は「ウェットアナログ回路」と
名付けたということだ。
cellFとジャズドラマーが即興演奏を行うムービーが
YouTube上にアップロードされている。