サムの備忘録

趣味ネタ、時々社会的なテーマ。IT関連のテーマはもう1つのブログに投稿してます。

JR東で防犯カメラ設置拡大

JR東日本の車両において、防犯カメラの設置拡大が予定されている。

www.jiji.comJR東日本は、2018年度以降に製造する新幹線や在来線の旅客車両を対象に、防犯カメラを設置すると発表した。また、既存の中央線特急や常磐線特急でも、18年度冬以降に防犯カメラを増設する。

 

増設の理由としては、2019年のラグビーワールドカップや2020年の東京オリンピックを見据えてのテロ対策が挙がっている。これまでにも、車両内設置の防犯カメラで撮影した画像を捜査機関に提供した実績もあるという。

光を物質化する現象の実証

光を物質化する「ブライト-ホイーラー過程」についての実証実験の開始が発表された。

news.mynavi.jpブライト-ホイーラー過程は、物理学者グレゴリー・ブライトとジョン・ホイーラーによって予想された物理現象である。光子エネルギーの衝突によって物質粒子である電子と陽電子が1個ずつ生成されるというものだ。

 

アインシュタイン一般相対性理論によれば、物質をエネルギーに変換すると莫大なエネルギー(E=mc2)が得られるが、この式を等式変形するとm=E/c2になる。つまり、エネルギーEからは質量E/c2の物質が得られることになる。これは、ブライト-ホイーラー過程で生成される電子と陽電子の質量に相当すると考えられる。

 

ブライト-ホイーラー過程を実験的に確かめることは不可能であると、これまでは考えられてきたが、核融合の研究で用いられる高出力レーザーの利用によって、既存の技術でも実験を実現できるというアイデアが2014年に提案された。今回の研究は、このアイデアに基づいている。この実証に成功した場合、ガンマ線バーストなどを再現したことになる。

 

北米最古の人類の足跡が発見

カナダにあるキャルバート島の海岸線で、人類の足跡が29個見つかった。

natgeo.nikkeibp.co.jp粘土層から見つかった足跡は、輪郭から大人2人と子供1人のものと判明。年代測定を行ったところ、1万3000年前のものだとわかった。

 

人類はアジアからアラスカ半島に到達した後、西海岸に沿って南下したと、これまで考えられていた。しかし、この説について考古学的な証拠を探すのは困難だった。今回の発見は、人類が海岸沿いに南下したという説を裏付けるものだという。

医療産業都市推進機構が発足

神戸市の人工島ポートアイランドで医療産業都市の整備が進んでいる。このことに関連して、新組織「神戸医療産業都市推進機構」も発足した。

www.nikkei.com神戸医療産業都市推進機構は、先端医療振興財団の改組によって設けられた。国内最大級の医療クラスターとしての成果を発揮するため、産官学連携や国際展開などの支援機能を強化する。また、企業などへの支援拠点として「リエゾンオフィス」も開設した。

 

天宮1号が南太平洋に落下

中国有人宇宙プロジェクト弁公室は、宇宙実験施設「天宮1号」(ティエンコン)が大気圏に再突入し、南太平洋の中部に落下したと発表した。弁公室によると、天宮1号の部品のほとんどは、再突入の過程で燃え尽きたという。

www.cnn.co.jp人工衛星などの残骸が地球に落下すること自体は珍しくないが、人が滞在可能な大型宇宙船の落下は比較的珍しい。過去には、NASA初の宇宙ステーション「スカイラブ」やロシアの宇宙ステーション「ミール」が、大気圏に突入して燃え尽きている。

出産と麻酔の兼務を容認

厚生労働省研究班は、無痛分娩の安全対策に関しての提言を発表したが、1人の産科医による出産と麻酔の兼務を認めるとの内容だった。

yomidr.yomiuri.co.jp提言では、チームの責任医・麻酔の担当医・出産の担当医の役割や、必要な資格、研修の受講といった条件が示された。兼務に関しては可能との判断だったが、極力そのような事態を避けるよう釘が刺された。なお、兼務容認に対しては、「再発防止策として不十分」という意見も出ている。

 

ギ酸系燃料電池の開発成功

スイス連邦工科大学ローザンヌ校とGRT Groupは、ギ酸を利用した燃料電池の開発に成功した。

news.mynavi.jp水素を燃料電池に利用した場合、体積あたりのエネルギー容量が非常に低く、気体の状態での貯蔵および輸送が難しいという問題が存在する。しかし、ギ酸を利用することによって、この問題は解消できる可能性があるという。

 

ギ酸は、化学式がCH2O2と単純で、通常の自然条件下で液体として存在するため、水素キャリアとして適している。ギ酸1リットルあたり590リットルの水素を運搬することが可能であるという。

 

今回開発された燃料電池ユニットは、出力:800W / 年間発電量:7000kWh / 発電効率:最大45% という性能で、「水素再生成装置」(HYFORM)と「プロトン交換膜型燃料電池」(PEMFC)で構成されている。この燃料電池ユニットは、硫黄処理の必要がなく、メンテナンス性にも優れている。また、触媒性能も長期間にわたり安定しているという。

 

燃料電池ユニット内では、液体のギ酸から気体の水素と二酸化炭素が生成された後、発電過程で水が生成される。このとき残った二酸化炭素は、ギ酸の生成に再利用されるとのことだ。

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