サムの備忘録

趣味ネタ、時々社会的なテーマ。IT関連のテーマはもう1つのブログに投稿してます。

カランボロの財宝の起源

カランボロの財宝の起源が、化学分析によって解き明かされた。

natgeo.nikkeibp.co.jpカランボロの財宝は、1958年にスペインのセビリア近郊で発見された金の装飾品群で、古代王国タルセッソスの遺物ではないかと推測されていた。タルセッソスとは、紀元前9世紀から紀元前6世紀にかけて栄えた王国で、伝説の島アトランティスなのではないかとする見方もあった。一方、財宝はフェニキア人によって東方から持ち込まれたという意見もある。

 

今回の分析では、カランボロの財宝に用いられていた金は、バレンシナ・デ・ラ・コンセプシオンの地下墓地にあったものと同じ鉱山から、採掘された可能性が高いことがわかった。

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金は現地で採掘されたものだったが、フェニキアの技術が製造に使われた可能性は残されている。財宝が発見された地域では、フェニキアの寺院が確認されている。そのため、財宝は、フェニキアとタルテッソスの文化が融合して生まれたものであるとも推測される。

東海の先行き判断指数が低下

内閣府発表の景気ウオッチャー調査で、東海経済の先行き判断指数は前月より3.5ポイント低い48.9だった。

www.nikkei.com調査対象は、愛知、岐阜、三重、静岡の4県。先行き判断DIは17年4月以来の低水準で、落ち込み幅も17年3月以来の大きさだった。賃金上昇による改善期待がみられる一方で、原材料費上昇による利益率の低迷や、外需の失速が懸念されているということのようだ。

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また、現状判断指数は、前月から1.2ポイント上昇の51.2であり、4か月ぶりの上昇だった。

熱伝導性の高いプラスチック

MITの研究チームは、通常の高分子材料と比べて熱伝導性が10倍以上高いプラスチックを開発した。PCやスマートフォンの筐体などに応用できる可能性がある。

news.mynavi.jp高分子材料は、単量体(モノマー)同士が端部でつながった長いチェーン状の構造をしており、乱雑に絡まっているため、熱のキャリアは構造中を移動することが困難である。また、結び目でトラップされやすい。そのため、高分子材料は熱を伝えにくいのである。

 

これまでにも高分子材料に熱伝導性をもたせる研究は行われており、2010年に開発された「超延伸ナノファイバー」では、通常の300倍の熱伝導性が実現されたと報告されている。ただし、超延伸ナノファイバーは、材料中の全方向に熱が拡散していくものではなかった。

 

そのため、今回の研究では、材料中の全方向に熱を伝導する高分子材料の開発が目的となっていた。開発においては、共役系高分子のポリチオフェンを用いて、シリコン/ガラス基板上に酸化CVD法で高分子チェーンの薄膜を形成した。この方法で得た薄膜の熱伝導性を、「時間ドメイン熱反射率」と呼ばれる手法を使って評価した結果、約10倍の熱伝導率(2.2W・m-1・k-1)を示したという。同試料はほぼ等方的な構造をもっていることがわかっており、試料の熱伝導率は全方向でほぼ等方的であることが示唆される。

黒田東彦氏が日銀総裁に再任

政府は、日銀の黒田東彦総裁を再任した。

www.jiji.com日銀本店での記者会見で、黒田総裁は「物価目標の早期実現に全力を挙げる」と表明した。また、2019年10月予定の消費税率の引上が悪影響を及ぼす恐れがある場合、追加緩和も辞さない考えを示した。

 

国内最大の生命分野研究機関

理化学研究所は、生命科学分野の3センター(大阪、神戸、横浜)を統合し、「生命機能科学研究センター」を発足させたと発表した。

yomidr.yomiuri.co.jp生命機能科学研究センターへ統合されたのは、多細胞システム形成研究センターと生命システム研究センター、ライフサイエンス技術基盤研究センター。研究者数は562人で、生命科学分野では国内最大。今回の統合の目的は、研究の効率化や不正防止策の徹底である。

 

また、理研は研究者(約3000人)のうち、無期雇用の割合を今後7年間で40%程度へ増やす計画を明らかにした。雇用環境を安定させることによって、研究力を強化することが狙いだ。任期付き雇用についても最長5年を原則7年に改める。

ゴールデンカムイの無料公開

ゴールデンカムイ」が、アニメ化を記念して、web漫画誌となりのヤングジャンプ」で公開されている。

nlab.itmedia.co.jpミックス10巻分に相当する100話までを、無料で読むことができる。期間は、同作の放送開始日である4月9日までだ。

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深海生物ほど長寿である傾向

バルセロナ大学のイグナシ・モンテロ・セラ氏らが200種以上の生物の推定寿命を調べたところ、サンゴ・海藻・海綿・ウミトサカなどの付着生物において、深海に生息する種ほど長寿である傾向が明らかになった。

natgeo.nikkeibp.co.jpこれまでに知られている最長寿の海洋生物は、Monorhaphis chuniという種の海綿である。Monorhaphis chuniは、水深1000メートルを超える深さにも生息し、推定年齢はおよそ1万1000歳だという。 

 

このように深海の付着生物が長寿である要因としては、深海の環境変化の少なさと、付着生物の増殖方法にあると考えられる。同じことは陸上の植物にもいえるとのことだ。

環境変化の少なさ

深海のように安定した環境では不慮の事故で死ぬ可能性が低いため、生存戦略的には長寿であることは有利になりやすい。一方、浅い海のような環境では死ぬ確率がはるかに高いため、長寿であっても有利にならず、修復機能を進化させるメリットがない。

増殖方法

無性生殖によって増殖し、クローンによる群体を形成することによって、付着生物は加齢による劣化を免れることが可能である。対して、人間のように1つの個体で成立している生物は、加齢による劣化を免れることは不可能だ。