わずか2世代で進化した鳥
ガラパゴス諸島の離れ島には、ビッグバードという鳥が生息している。
このビッグバードについて、プリンストン大学とウプサラ大学の研究者
たちが追跡調査を行った結果、わずか2世代で新種に進化したことが
わかった。ビッグバードは、ダーウィンフィンチ類から派生したと
思われる小型の鳥だ。
gigazine.netガラパゴス諸島は大陸と陸続きになったことのない土地であるため、
ビッグバードも含む、その地の生物は独自の生態系を育んでいる。
ローズマリー・グラント氏とピーター・グラント氏も、ガラパゴス諸島
で生態系の観察を行っている研究者で、ダフネ・メジャーでは鳥の異種
交配を観察し、新種の誕生について調査していた。
調査の結果、ビッグバードは、オオサボテンフィンチとガラパゴスフィンチ
との交配によって生まれたことが判明。ちなみに、オオサボテンフィンチは、
ダフネ・メジャーから100km離れたエスパニョーラ島に生息する鳥である。
長距離飛行を苦手としているため、ダフネ・メジャーに生息するガラパゴス
フィンチと交配したとのこと。