攻撃型原潜が尖閣を航行か

小野寺五典防衛相は、尖閣諸島周辺の接続水域内を航行した中国軍の潜水艦が「シャン級攻撃型原子力潜水艦」だったとの分析を明らかにした。同潜水艦は長射程の巡航ミサイルを搭載可能と思われる。

www.nikkei.comこれに関して小野寺防衛相は、「冷静な対応を継続しつつ、わが国の領土、領海、領空を断固として守りに抜くため毅然とした対処をしたい」と述べている。また、潜航が意図的だったとの見方も示した。

なお、シャン級攻撃型原子力潜水艦は、093型原子力潜水艦のことで、NATOコードネーム「シャン」(商)は殷王朝に由来する。この原潜は、旧式化した091型（漢級）の後継として開発された。ヴィクターIII型原子力潜水艦の技術をロシアから導入しており、静粛性の向上を図っているが、静粛性はヴィクターIII型に劣るとアメリカ海軍には評価されている。